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SMARTの法則:もとの5つの言葉と、その使い方

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あいまいな目標を、具体的で数えられる、日付つきの目標に書き直したもの

SMARTの法則は、行動に移せる目標を書くためのチェックリストです。1981年にジョージ・ドランが考え、もとの5つの言葉にはAssignable(担当が決まっている)が入っていました。いまの多くの版はそれをAchievableに変え、誰がやるのかを問う唯一の言葉を消しています。

目次

SMARTは本当は何の頭文字?

もとの版では、Specific(具体的)、Measurable(測れる)、Assignable(担当が決まっている)、Realistic(現実的)、Time-related(期限がある)です。ジョージ・T・ドランが、1981年11月号のManagement Reviewに、「There's a S.M.A.R.T. way to write management's goals and objectives」という論文で発表しました。

いま目にするほとんどの版では、AssignableとRealisticのかわりに、Achievable(達成できる)とRelevant(関連がある)になっています。これらはあとから変えられたもので、出典にはありません。

この入れかえは、気にとめておく価値があります。Assignableは、誰が責任を持つのかを聞きます。Achievableは、それが可能かどうかを聞きます。この2つはちがう問いで、自分にうそをつきにくいのは、ひとつ目だけです。

それぞれの部分を、わかりやすく書く

あいまいな目標を、5つの言葉に通してみましょう。価値のほとんどは、最初の2つにあります。

  • Specific(具体的)。何をするのかを、形容詞を使わずにひと言で。「体を鍛える」ではなく「500km走る」。
  • Measurable(測れる)。言い争わずに数えられる数字。記録できないものは、管理できません。
  • Assignable(担当が決まっている)。誰がやるのか。個人の目標なら答えは自分で、当たり前に聞こえますが、実はほかの誰かを待っている目標がどれだけ多いかに気づくまでのことです。
  • Realistic(現実的)。あったらいいと思う時間やお金ではなく、実際にある時間やお金でできること。
  • Time-related(期限がある)。日付です。日付がないとゴールがなく、決して近く感じられません。

SMARTな目標の例

左があいまいな目標、右がSMARTな目標です。やることはいつも同じで、数字と日付を足すだけです。

  • お金を貯める → 12月31日までに10万円貯める。月に約8,500円ずつ。
  • 体を鍛える → 今年500km走る。走るたびに記録する。
  • もっと本を読む → 今年24冊読む。月に2冊ずつ。
  • 定期的に瞑想する → 3月末までに、30日瞑想する。
  • 英語を勉強する → 1日20分、100日間英語を勉強する。

SMARTにできないこと

SMARTは、目標がうまく書けているかを教えてくれます。あなたがそれをやるかどうかは教えてくれません。そう思いこんで使うのが、いちばんよくある使い方のまちがいです。

完璧にSMARTな目標でも、その裏にある毎日の行動の計画がなければ、うまくいきません。そのすきまを埋めるのは、いつ、どこでやるかを前もって決めることで、この分野でいちばん証拠のそろった方法です。94の検証をまとめた分析では、やりとげることに中くらいから大きな効果がありました。if-thenプランニングで説明しています。

大きな目標の扱い方についても、何も言っていません。SMARTの形で書いた1年のめざす数も、やはり最初の一歩がはっきりしない1年のめざす数です。そのためにあるのが、小さく分けることです。

始めたあとに続けることについても、何も言っていません。そこは記録の役目で、記録には記録の証拠があります。

正直な批判

SMARTは役に立ちますが、持ち上げられすぎています。もっともな不満が3つあり、どれもそれを記録することをやめる理由にはなりません。

  • 測りやすいものに引っぱられる。数えにくいものは、もっと大事なときでさえ、いつのまにか落とされてしまいます。
  • 「現実的」が、低い目標の言いわけになることがある。このしくみには、慎重さと賢さを見分ける方法がありません。
  • これは書き方のルールで、やる気のしくみではない。目標の書き方は良くなりますが、2月の火曜日にあなたがやるかどうかには、何もしてくれません。

よくある質問

SMARTは何の頭文字ですか?
ドランの1981年の原文では、Specific、Measurable、Assignable、Realistic、Time-relatedです。いまよく使われるAchievableとRelevantは、あとから入れかえられたもので、出典の言葉ではありません。
SMARTの法則を考えたのは誰ですか?
ジョージ・T・ドランです。1981年11月号のManagement Reviewに、「There's a S.M.A.R.T. way to write management's goals and objectives」という論文で発表しました。
SMARTの法則は本当に効きますか?
SMARTは目標の書き方を良くし、それは本当に役に立ちます。やる気のしくみとしての証拠はなく、実際にやりとげることについての研究は、if-thenプランニングと進み具合の記録のほうを指しています。
SMARTな目標のいい例は?
「12月31日までに10万円を、月に約8,500円ずつ貯める」。具体的で、数えられ、自分のものだとはっきりしていて、たいていの家計で無理がなく、日付があります。

出典

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