if-thenプランニング:前もって決めることが、仕事の大半
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実行意図とは、「もしXが起きたら、Yをする」という形の計画です。やる気だけにたよらず、ちょうどいい時間と場所を前もって決めると、94の独立した検証で、目標の達成に中くらいから大きな効果がありました。この分野で、いちばん手軽で確かな方法です。
実行意図(if-thenプランニング)とは?
ねらいだけでなく、きっかけを名指しする計画です。形は「もしXなら、Yをする」です。
2つの文を比べてみましょう。「もっと瞑想する」。そして、「朝のコーヒーを飲み終えたら、台所のテーブルで10分瞑想する」。やる気は同じでも、うまくいく見こみはまったくちがいます。
ちがいは、2つ目はもう決めることを決め終えている点です。その時が来たとき、あなたは選んでいるのではなく、実行しています。そして手間がかかるのは、選ぶほうなのです。
どれくらい効く?
目標の研究でもっとも確かな発見のひとつになるくらいです。ゴルヴィツァーとシーランのメタ分析は、94の独立した検証をまとめ、目標の達成に中くらいから大きな効果(d = .65)を見つけました。
文ひとつで済み、続ける手間もかからないものにしては、大きな効果です。
効かないことも言っておく価値があります。すでに持っている目標を行動に移す助けにはなります。持っていないやる気を生み出すことはなく、本当はほしくない目標を救うこともありません。目標をうまく書くのは別の仕事で、そのためにあるのがSMARTの法則です。
書き方
具体的なきっかけと、具体的な行動ひとつを、1文で書きます。
必ず起きるきっかけを選ぶ
朝ごはんのあと。家に帰ったとき。7時に目覚ましが鳴ったとき。あいているといいなと思う時間ではなく、すでにある出来事にくっつけましょう。
場所を決める
台所のテーブルで。空いている部屋で。あいまいな場所は、場所がないのと同じになり、やらないことになります。
行動を、ひとつの具体的なことにする
10分、1ページ、2km。「何か作業をする」ではなく。
if-thenの1文で書く
「夕食を食べ終えたら、ソファで25ページ読む」。一度声に出して言いましょう。介入はそれで全部です。
障害のための2つ目の計画を足す
「雨が降っていたら、かわりにランニングマシンで走る」。いちばんよくあるつまずきは、予想できたのに計画をつけていなかった障害です。
if-thenプランニングの例
形はいつも、きっかけ、場所、ひとつの行動です。
- 朝、机に座ったら、メールを開く前に25分書く。
- 職場で昼ごはんを食べ終えたら、ブロックを1周歩く。
- 日曜の夜になったら、台所のテーブルで1週間の出費を記録する。
- ジムをさぼりたくなったら、行って10分だけやる。
- 1日休んでしまったら、最初からやり直すのではなく、ゼロと記録して続ける。
記録と組み合わせるといい理由
if-thenプランニングは、行動させてくれます。記録は、その計画がうまくいっているかを教えてくれます。同じ問題の、ちがう半分を直してくれるのです。
記録のない計画では、実際に守れたかどうかを推測するしかなく、人は気前よく推測します。計画のない記録は、やっていないことを正確に教えてくれますが、助けにはなりません。
この2つを合わせると、実際に使える道具のほぼすべてになります。きっかけを前もって決め、起きたことを記録し、週に一度合計を見る。後半については記録についての研究で扱っていて、チェーンの方法は、記録を目に見えるようにするひとつのやり方です。
よくある質問
- 実行意図とは何ですか?
- 「もし状況Xになったら、Yをする」という形の計画です。その場で決めるのではなく、具体的なきっかけ、場所、行動を前もって決めておきます。
- if-thenプランニングはどれくらい効きますか?
- 94の独立した検証のメタ分析で、目標の達成に中くらいから大きな効果(d = .65)が見つかりました。文ひとつで済む方法にしては、大きな結果です。
- だめなif-thenプランニングとは?
- あいまいなきっかけや、あいまいな行動です。「今週のどこかで」や「何か運動する」は計画ではありません。きっかけは必ず起きる出来事、行動はひとつの具体的なことでなければなりません。
- 目標ごとにひとつ必要ですか?
- くり返す行動ひとつにつき、ひとつで十分です。目標の裏に毎日の行動があるなら、計画をつけるべきなのは、その行動です。