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進み具合の見える化:数字を読むかわりに、目標を見る

· 7分で読めます

めざす数に向かって埋まっていくハニカムの進捗チャート

進み具合の見える化とは、めざす数に近づくにつれて埋まっていく絵のことです。数字を読むかわりに、どれだけ終わってどれだけ残っているかが、1秒ほどで見えます。目に見える進み具合は、計算しなければわからない進み具合より判断しやすく、気にかけやすいから効くのです。

目次

進み具合の見える化とは?

埋まった部分が、どこまで来たかを表す絵のことです。いちばん簡単なのはプログレスバーです。ドットグリッド、リング、埋まっていく壁は、同じ考えをもっと細かくしたものです。

大事なのは割合です。よい見える化は、埋まった部分と埋まっていない部分を一緒に見せるので、計算しなくても自分の位置が読めます。640のような数字だけでは、めざす数も思い出さないかぎり、何もわかりません。

だからこそ、募金の温度計、ダウンロードのバー、フィットネスのリングのように、人が続けなければならない場所のあちこちで見かけるのです。形は変わっても、役目は変わりません。

進み具合が見えると、本当に役に立つ?

役に立ちます。効果は測られています。19,951人を対象にした138件の研究をまとめた分析では、進み具合を記録するよう促された人ほど、目標を達成しやすくなりました。

その分析の中で、見せ方に関わる点が2つあります。頭で考えるだけより、実際に書き残した進み具合のほうが効果がありました。そして、自分だけにしまっておくより、報告したり公開したりした進み具合のほうが効果がありました。

絵が役に立つ理由はもうひとつあり、それは終わりに関係しています。人はごほうびが近づくほどがんばります。実際のカフェのポイントカードで測られたもので、無料のコーヒーに近づくほど、お客さんが買う頻度が上がりました。近く見える目標には、最後のひと押しがきます。見えない目標は、決して近く感じられません。目標の記録についての広い研究では、この両方の効果を扱っています。

進み具合を見える化する14の形

どれも同じめざす数に向かって埋まっていきます。ちがうのは、細かさ、形、そして埋まっていく動きが感じさせるものです。

  • ドットグリッド。1ピースにつき1つの点で、冷たい色から明るい色へ温まっていきます。いちばん細かく、ひと目で数えやすい形です。
  • レンガの壁。そろった列で下から積み上がり、両端がまっすぐにそろったままです。何かを築いている感じがあり、長い日数のチャレンジに合います。
  • グリッド。コントリビューションのカレンダーのような角の丸い四角。1日1マスに、いちばんはっきりした形です。
  • 水の玉。丸いガラスの玉の中で上がっていく水位。お金や距離のように、たまっていくものに合います。
  • 水のびん。同じように上がっていく水位を、ふちのない角の丸い四角で。2つのうち静かなほうで、まわりのガラスを読む必要がありません。
  • 温度計。ガラスの管を上っていく水位で、4分の1進むごとに目盛りの点が光ります。募金でおなじみのチャートで、届きたいどんな数にも使えます。
  • リング。1本の弧が閉じていきます。小さくまとまり、人がいちばん速く読める形です。
  • ハニカム。六角形のマスが外へ向かって詰まっていきます。同じ大きさなら、グリッドより密度が高くなります。
  • スパイラル。中心から外へ、うずまきにそってマスが並びます。合計が大きく、グリッドだと表計算のように見えてしまうときに向いています。
  • 木。葉のない木に、1ピースにつき1枚の葉がついていきます。短いチャレンジなら若木に、長いチャレンジなら葉のしげった大きな木になります。
  • 線カウント。1ピースにつき1本の線を、5本ずつ束ねます。いちばん古い数え方で、目で確かめるのもいちばん簡単です。
  • ステンドグラス。1ピースにつき1枚のガラスに分けた窓が、下から光っていきます。合計がちがえば、同じ窓はひとつもできません。
  • 本棚。上の段から、1ピースにつき1冊ずつ本が並んでいく本棚。短いチャレンジは数冊の大きな本、長いチャレンジは薄い本が詰まった背の高い棚になります。
  • ミニローマ。小さな3Dの街が、ローマが実際に建てられた順に、最初の小屋からコンスタンティヌスの凱旋門まで、1ピースずつ建っていきます。何かを築いている感じがほしい、長いチャレンジのためのものです。

ぴったりの形の選び方

数えるものに形を合わせ、そのあと、毎日見ても気にならないものを選びましょう。

  1. 日数を数えるなら、グリッドかドットグリッド

    1日1マスは読みやすく、数えられます。空いた日が見えるのが、大事なところです。

  2. 量を数えるなら、水の玉かリング

    お金、距離、時間は、ばらばらではなく続いているものです。上がっていく水位のほうが、1,000個の別々の点より正直に読めます。

  3. 合計が大きいなら、スパイラルかハニカム

    数百ピースを超えると、グリッドは読めなくなります。スパイラルなら、全体が1画面におさまります。

  4. 見ていて好きなものを選ぶ

    ゆるい話に聞こえますが、そうではありません。開くのを避けてしまう記録は何も記録しないので、好みは本当に必要な条件です。

見える化はどこに置けばいい?

思い出して見に行く場所ではなく、もう見ている場所に置きましょう。役に立つ記録と、3週目にやめてしまう記録のいちばん大きなちがいは、そこにあります。

実際には、ホーム画面のことです。記録するたびに埋まっていくウィジェットなら、手間をかけずに1日に何十回も目に入ります。月に2回しか開かないアプリの中のチャートは、何も記録していません。

もうひとつ役に立つ場所は、スマホの外です。絵を書き出すと投稿できるものになり、研究によれば、それでまた達成しやすくなります。報告した進み具合のほうが、自分だけの進み具合より効果があったからです。

進み具合の見える化でよくあるまちがい

役に立つ絵をただの飾りに変えてしまうことが、4つあります。

  • めざす数を隠す。埋まったピースは、隣に埋まっていないピースがなければ何の意味もありません。
  • 何も表さない色を使う。進み具合で色が変わらないなら、それは飾りです。
  • 一度にたくさんの絵を置く。目標ひとつに、絵ひとつ。6つのチャートが並んだダッシュボードは、誰も読みません。
  • 空の状態を失敗のように見せる。空のピースは赤ではなく、静かであるべきです。罪悪感は、記録の機能ではありません。

よくある質問

目標までの進み具合を見える化する、いちばんいい方法は?
数えるものに合っていて、実際に見る形なら、どれでもかまいません。日数はグリッドで、量は上がっていく水位かリングで読むのがいちばんです。それ以上は、理屈より好みのほうが大事です。開かない記録は、何も記録しないからです。
プログレスバーは本当にやる気を出させますか?
進み具合が見えることには効果があります。138件の研究の分析で、進み具合の記録は目標の達成を高め、実際に書き残したときに効果が強くなりました。バーの形そのものはデザインの選択で、しくみではありません。
表計算ソフトでも十分ですか?
記録には十分ですが、見せるのは苦手です。表計算は読み解かなければならない数字をくれ、絵は割合をすぐにくれます。すでに表をつけていて毎日見ているなら、たいていの人より先を行っています。
一度にいくつの目標を見える化すればいいですか?
たいていの人にとって、正直な答えはひとつずつです。5つの目標を記録しようとすると、1か月もたたずにゼロになることが多いのです。

出典

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